私はミミ、現在アメリカに10年ほど在住しています。今回は日本にいる友人のユカとユリとともに、ニカラグアへ女子旅をしました。昔から私たちの憧れていた中米を目指したわけです。
テーマは南米の人達と国際交流をし、ニカラグアの文化を学びたい、できればスペイン語も少しは習いたい、美味しいものを食べたい、庭からバナナやスターフルーツを採って食べてみたいというところです。二人とはアメリカのヒューストンで落合い、ニカラグアへ入国。首都マタガルパから古都グラナダ、山奥のマタガルパへ旅をしました。
ニカラグア共和国の生の姿と、珍しい料理を食べることのできるレストランや交通手段についてお伝えします。
目次
おすすめ宿泊エリア①:首都マナグア
ニカラグアの首都マナグア市内は、空港から30分ほどの都会です。有刺鉄線やセキュリティカメラやガードに囲まれた高級住宅街から、生活用水の流れ出す掘っ立て小屋まで、貧富の差の激しい現地の人の生の姿をみることができます。
『首都マグアナ』はどんな場所なの?
生活のために子供たちもお土産を売っていたり、バス停でバスに乗って出発を待つ間に売り子が乗り込んできて、水やフルーツや食べ物を売り込む姿に感動します。公共交通はこの国には電車がないので、バスがタクシーで移動します。バスは市内どこまで乗っても1ドル、タクシーもどこまで乗っても5~6ドルと物価の安さには驚きます。
市内でニカラグアの郷土料理を食べさせてくれる店は沢山ありますが、値段は驚くほど安くサービス料もいらずびっくりしてしまいます。おススメの店はドーニャ・アイデーといい、ヤシの木に囲まれた黄色い可愛いレストランです。ウエイトレスは民族衣装を着ています。
Lacocine de Dona Haydee
住所:Carreara a Masaya Km 41/2,optica Matamoros,1 cuadra aabajo,Numero 71, Managua,Nicaragua
こちらでは、ビーフステーキ、ガジョピント、ナカタマル、ビゴロン、インディオビエホ、ケシ―ジョなどニカラグアの伝統料理がすべてそろっていますから、一度に味わうことができます。
おすすめ宿泊エリア②:古都グラナダ
ニカラグアの古都グラナダです。ここは首都のマナグアからバスで2時間半くらいのところにあります。スペインにとてもよく似ています。バスはアメリカの黄色いスクールバスを払い下げたものがそのまま走っていて楽しいです。バスにはエアコンがなく窓は前開です。
『古都グラナダ』はどんな場所なの?
ヨーロッパのスペインと違う所は、長屋のように続く家々の玄関や窓には鉄格子がはめ込まれ、中庭の隣の家との境には有刺鉄線が張り巡らされているところです。それだけ厳重な警戒をしているのでしょう。もしかしたら獰猛な生き物から身を守るためかも知れません。
街の中心部から外れると、道路には生活用水があふれていたりしますが、鉄格子のはめられた玄関の中の扉が全開になっていて、中の様子をうかがうこともできます。人びとは陽気ですぐに声をかけてくれます。
グラナダの街には教会が多く、カラフルなものからシックなものまであります。街の中心にはお土産屋や屋台やホテルもあり、夜にはその通り全体が飲食のできる場所になって、音楽やダンスを楽しむこともできます。とびっきり目立つカラフルな教会があり、その中には有料ですが塔の上まで上って街全体を一望できるところもあります。
超お勧めの屋台は、広場の端っこにあるグラナダ名物のビゴロンを食べさせてくれるKiosco el Gorditoです。バナナの葉っぱに乗せられたビゴロンは、グラナダでもとびっきり美味しいと評判通りです。
おすすめ宿泊エリア③:サン・ラモン(ヒノテガ)
古都グラナダからバスに揺られて3時間のマタガルパは小さな町ですが、更にそれからバスかタクシーで20分ほどのサン・ラモン(ヒノテガ)を紹介します。途中の道路は整備されておらず、ホコリにまみれています。バスはエアコンがないので窓を全開にして走りますからご注意。
『サン・ラモン(ヒノテガ)』はどんな場所なの?
マタガルパ、サンラモン一帯は緯度の高いところにあるので、首都に比べてとても涼しく感じます。昼間は過ごし易い温度ですが、朝晩は冷え込むので何か上に羽織れるものが必要。このあたりの人びとは陽気で、親切です。市場にはフルーツや油で揚げた食べ物が盛りだくさんですが、カットフルーツは衛生上まずいかなと思います。ナイフを持参していき果物は皮をむいてから食べる方が安心。でもそれが楽しいのです。
近くの農場には、有名な赤い目のカエルがいます。手に取って写真を撮ることもできます。
コーヒー園もあちこちにあり、コーヒー摘みを見学したり、コーヒーが作られる過程を説明してもらったり、フレッシュなコーヒーを飲むこともできます。コーヒーの本当の淹れ方や飲み方も教えてくれます。一帯の樹木は熱帯性で、高い木の上からはツルが伸びていて、やはりジャングルを思わせる感じです。虫や蚊もいますので、スプレーは必要ですし、必ず長袖の上着やパンツをはくことをお勧めします。
サンラモンで困った時は市役所に行くと、唯一英語をしゃべるという観光課の方が、手書きの地図を作って丁寧に町を案内してくれます。子供たちも笑顔いっぱいで、人懐こくて可愛いです。
ニカラグアで宿泊したホテルを紹介してください。
住所:Villa Fontana, Club Terraza 300 mts. Sur Managua, Nicaragua
比較的高級なホテルで、安全な場所に位置しているから。唯一の日本食レストランあり。朝食付き。
住所:Calle El Gaimito, de la Alcaidia 3 1/2 c.al Lago. Granada, Nicaragua
コンドミニアム式のホテルできれいなプールもある。朝食付き。
住所:Parque Municipal San Ramon Matagalpa, Nicaragua
大きなレストランがある。朝食付き。駐車場を含むすべてが安全。
まとめ〜ニカラグア共和国を旅するあなたへ〜
後進国のニカラグアは、日本のように設備が整っておらず不便かもしれませんが、そんな事には代えられない地元の優しい人々とのふれあいや、自然とともに暮らす人々の生の姿をみることができます。物質文明にどっぷり浸かっている私達にはとても新鮮で「足ることを知る」いい機会になります。生きる力を学べる気がします。