そろそろ40才になるおじさんです。2年ほど前まで仕事の関係でタイに住んでいました。2013年の1月から2015年8月まで、シーロムエリアにアパートを借りていました。タイをメインに周りの諸外国に旅行したり、バンコク以外のタイ国内を旅行しました。また、バンコク市内も色々観光しました。職場がアソークにありましたので、地下鉄を利用していました。また、バンコクのデモのときは、友達のタイ人に借り出されてデモに参加しました。とはいっても、ほとんどお祭り感覚でしたが。
バンコクに住んでいた経験を元に、バンコクのディープな情報を伝えられればと思います。また、せっかく海外に住むのであれば日本人が少ないエリアがいいと思って選びましたので、同じような考えの人の参考になればと思います。
目次
おすすめ宿泊エリア①:シーロム地区
一番のお勧め宿泊エリアはシーロム地区です。日本で言うところの新橋のようなところで、ビジネス街になります。バンコク銀行の本店もあり、平日の昼間はサラリーマンやOLが多くいます。夜になると、ハッポン通りやタニヤ通りなどの観光客向けの通りがにぎやかになり、観光客が多くなります。
どうして『シーロム地区』はおすすめ宿泊エリアなの?
シーロム地区のお勧めの理由は、まず一つに交通の便がいいということです。スカイとレインのBTSや地下鉄のMRTの駅があり、またビジネス街なのでタクシーの通りも多いです。
タイのタクシーは安いのですが、タクシーの運転手によっては「行きたくない」と言うことで乗車拒否をします。この拒否は夜間ほど多く、乗客を降ろした後に新しい乗客を乗せられるかが大きくかかわってきます。つまり、夜間にあまり人がいないようなところに行くと、帰りに乗客を乗せないで帰ってくることになるので、お金にならないから行きたくないというのです。
シーロムは朝まで観光客がいるので、ほとんど乗車拒否されることがないので、安心してタクシーを捕まえられます。
私の一番のお勧めは、ソンクランの時期にシーロムエリアに宿泊することです。ソンクランとはタイの水掛祭りで、外出中の人は問答無用で水をかけられます。スマホをもっていようが、関係ありません。
そのソンクランで大いに盛り上がるのが、シーロムエリアの中心、シーロム通りです。ソンクランの時期は、歩行者天国になり水鉄砲を片手にこの通りを多くの人が練り歩きます。これが最高に楽しいのです。
この祭りに参加したいのであれば、シーロム地区にホテルを取るのをお勧めします。理由の一つが、この時期タクシーは乗車拒否されます。電車には乗ることができますが、クーラーが効きすぎているので、水でびしょびしょの場合風邪をひいてしまうかと思います。ですので、お祭りに参加したいのであれば、この近くのシーロムエリアでホテルを取るのがお勧めなのです。一つ問題があるとすれば、お祭りの時期は朝まで騒がしいので、周りがうるさいかもしれないと言うことです。
また、このエリアには日本人街ともいえる、タニヤ通りという通りがあります。夜の繁華街といった感じの通りですが、築地から直送している魚を使ったすし屋や、地中海産のマグロを提供しているすし屋、昔から続いている町の中華店や、まったく日本と同じような居酒屋、タイで食べられる日本人向けの焼肉屋など、日本食に飢えた場合に結構利用した場所があります。
朝からおにぎりを売っている屋台もあり、ゴルフ三昧のサラリーマンはタニヤ通りでおにぎりを購入してからゴルフに行って、帰りにタニヤ通りで一杯してかえると言うのがお決まりのコースのようです。
そして、シーロム通りから一本反対側の通りに「有馬温泉」と言うお勧めのマッサージ店があります。ビルを丸ごと店舗にしているところで、タイでは珍しいバスタブがあるマッサージ店です。エッチなマッサージではなく、お風呂やサウナに入って韓国風のあかすりもしてくれます。日本の価格の半分以下でマッサージをしてもらえますので、毎週通っていました。
おすすめ宿泊エリア②:プロンポンエリア
次にお勧めなのが、プロンポンエリアです。このエリアは、日本人街ともいえる場所で、日本人向けの飲食店が多く立ち並び、日本の食材がメインのスーパーもあります。このスーパーにはよく観光客がお土産を買いに来ている姿を見ました。また、近くには大きなデパートもあり、高級ブランドのお店なども入っています。
どうして『プロンポンエリア』がおすすめ宿泊エリアなの?
プロンポンエリアがお勧めなのは、まず一つに日本人向けのエリアだと言うことです。何か困ったことがあったら、日本食のお店に行けば日本人がいますし、日本食食材を売っているスーパーでも日本人が多くいます。困ったときに頼れる現地の人が多くいるのが、このエリアになります。
タイの食事もいいのですが、毎日辛いものが続くと飽きてしまい、日頃食べているものが欲しくなると思います。そんな時もこのエリアに行けば何でもそろいます。タイでは珍しい日本人がやっているパン屋もあるので、おいしいサンドイッチを食べることができます。
また、プロンポンはBTSの駅もありますので、交通の便も良いです。特に、日本人が多くいることをタイ人タクシー運転手も知っているので、プロンポンまで乗せていくことを拒否することは少ないと思います。このBTSの駅に直結しているのが、エンポリアムと言うショッピングモールです。タイとは思えないほど、高級な店舗が入っています。また、フードコートもありますので、タイの料理を手軽に楽しむことも可能です。このショッピングモールもタイ人よりも日本人のほうが多く見かけられます。
おすすめ宿泊エリア③:アソークエリア
最後にお勧めするのはアソークエリアです。アソークエリアはタイのデモでタイ人が泊り込みをして、バンコクの交通を止めた場所になります。現在は、デモも終了し、交通は普通に回復しています。近くには、男性にお勧めのナイトスポットもあります。
どうして『アソークエリア』がおすすめ宿泊エリアなの?
アソークのお勧めの理由は、ターミナル21と言う大きなショッピングモールがあることがあげられます。このターミナル21は、空港をモチーフにしたショッピングモールで地下1階から6階まであり、ユニクロやH&M等の衣料品店や、お土産ショップ、かばんや雑貨のお店、タイで放映されている日本のアニメのDVDショップ、レストランなどがあります。
また、大きなフードコートがあり、このフードコートはタイ国内のおいしい店舗から出店しているということで、どの料理を食べてもおいしかったです。タイの屋台は挑戦したいが、衛生面で勇気が出ない場合は、このフードコートは清潔なのでお勧めです。ただし、お昼は大変込みますので、時間をずらしていくのをお勧めします。
さらに、地下ではよくイベントを行っており、スポーツ用品の安売り、かばんの安売り、タイ各地のお土産の販売などもあり、タイのお土産などのイベントはほかで見たことないようなものが置いてあったりするので、是非訪れていただきたいと思うほどです。
ほかには交通の便がいいということがあげられます。BTSやMRTの最寄り駅もあり、タクシーも沢山通りますので、行きたいところにいけないと言うことはほぼありません。
一部の男性に関してのお勧めですが、ナイトスポットとして有名なソイカウボーイが近くにあります。きらびやかなネオンが毎晩ついていますので、毎晩楽しむことができます。
実際に滞在していた場所を紹介して下さい。
シーロムエリアのオアシスと言うアパートに住んでいました。アパートとは言え、賃貸方法がマンスリー、ウィークリー、デイリーとあるので、1泊だけの利用と言うことも可能です。
このアパートは、情報誌には出ていません。それくらいマイナーなのですが、デイリーで宿泊すると、1泊900バーツほどです。かなり安いのですが、場所がバンコク銀行の裏手になっており、シーロム通りまで徒歩30秒と言う立地条件です。このアパートの目の前にはセブンイレブンがあります。
また、1階部分では平日に限りますが、朝から屋台が立ち並びますので、タイの代表的な料理は近場で堪能できます。また、屋上にプールと簡単なジムを完備しているので、体を動かすことも可能です。その近くに、コインランドリーもありますので、自分で洗濯もでき、長期滞在も可能です。部屋自体はあまりキレイとはいえませんが、値段のわりに立地条件がよかったので、2年以上住んでいました。
日本人が少なかったというのも理由のひとつで、西洋人が多く住んでいたように思えます。休日にプールで日向ぼっこしていると、金髪の美女が泳ぎに来るといった嬉しいこともありました。
まとめ〜おじさんからバンコクを旅するあなたへ〜
日本人に大人気のタイ旅行ですが、その拠点となるのがバンコクになると思います。バンコクを中心に、アユタヤやパタヤ観光をする場合、拠点では日本食などを楽しめたほうが長続きするかと思います。毎日タイの食事では、辛さが日本とは比べ物にならないので、タイ飯が大好きでも結構応えるものです。まずは拠点として安心できる場所を選択し、タイを満喫してもらえればと思います。