お盆休みに、3泊4日でソウルへ旅行をしました。40代夫婦です。私は5回目、彼は4回目のソウルですが、二人で行くのは初めて。共通して楽しめるネタということで、食べ歩きを中心にすることを決めました。その他、彼のリクエストは南大門をウロウロ、私は踏十里でアンティーク探しです。
航空会社は韓国のLCCチェジ航空を利用,初日は午前中の便で、関空からソウル、仁川空港へ、4日目は夕方仁川空港発の便です。空港から市内へは、往復共に初めて列車を利用してみました。
日本から一番近い海外、ソウル。最近は旅行会社のパックツアーではなく個人旅行での訪問も増えています。そんな方の参考になれば嬉しいです。
目次
ソウルでアンティークを楽しめるおすすめの観光エリア『踏十里(タプシムニ)』
ソウルへ行った際に必ず訪れるのが踏十里(タプシムニ)。明洞からだと、地下鉄で20分程の距離です。駅を出ると、広い車道、コンビニやレストラン、と、観光客には何もない雰囲気ですが歩く事10分。韓国や中国のアンティークや古美術を集めた「古美術通り」があります。
古めかしい3階建てのビル数棟に亘って、小さなお店がぎっちりと入っています。正直、入って行くにはかなり勇気が必要なビルですが、韓国の民芸品、それも、拘りをもって探すにはオススメの場所です。もちろん、仁寺洞で売られている民芸品や陶磁器もステキですが、ここで売っている物は、実際に使用されていたかなりの年代物が殆どです。ポジャギ(布)や一人用のちゃぶ台のようなもの、食器等が数多く売られています。値段もそこそこするものが多いので、「ショッピング」というよりは、博物館に来たような雰囲気です。
今回は土曜日の朝早くであったからか、8割ほどのお店が閉まっていました。日曜日はほぼ全てがお休みらしいので気をつけてください。日本語・英語はあまり通じません。
ローカルな韓国料理を楽しむならおすすめのグルメエリア『鍾路』
今回初めて訪れたエリアが「鍾路」です。エリアとしては、明洞と仁寺洞の間になります。
このエリアは、あまり観光客も来ていないのか、日本語での呼び込みもなく、基本的に地元の人々で賑わっている印象でした。お店に入っても日本語のメニューはありませんが、お店の方も一生懸命コミュニケーションを取ろうと頑張ってくださいました。
明洞のレストランが観光地価格であることがよく分かりました。その中で、実際に行ったのが「オジンオ」イカを中心にした海産物メインのお店です。とはいえ、訪問時にはハングルだけが並ぶメニューを見て呆然。優しい女性スタッフが厨房で使っているレシピノートを見せてくれたところ、写真がついていたので何とかオーダーができました。貝をガーリックソースで焼いたもの、イカの炒め物、アマダイのお刺身をいただきました。値段は10000円程度しましたが、二人では食べきれないボリューム。4人で食べても十分な量でしたので、決して高いとは思いませんでした。
在り来たりだけどおすすめの宿泊エリア候補No.1『明洞』にはそれなりの理由があった!
「明洞」と聞くと、特にリピーターの方には余りにもありきたりに聞こえるのではないでしょうか。私もそんな印象を持っていたので、いままでは避けて宿泊をしていました。
今回初めて泊まってみて、明洞の便利さを実感しました。朝食無しのプランでしたが、近所のお店での朝ごはんを楽しめ、かえってよかったと感じます。ホテルを出ると徒歩5分圏内で、おかゆ・ソルロンタン・キンパ・最近流行のサンドイッチ等がありました。また、ホテルへ帰る途中でお土産を買ってしまいたいなんて時にも困ることはありません。人気のシートパックは、数があると結構重いですし、韓国のりは嵩張ります。ホテルへ着く直前に買うようできるのは、明洞ならではだと感じました。
反面、明洞の中心は、夜遅くまでにぎわいますので、早めに静かに休みたい方には不向きかもしれません。今回宿泊したロイヤルホテルは、明洞のはずれに位置するので、騒がしいこともありませんでした。早朝の明洞聖堂を眺めるのも、すがすがしいものです。
私たちが実際にソウルで宿泊したおすすめのホテル『ソウルロイヤルホテル』
『ソウルロイヤルホテル』に宿泊しました。プランはエグゼクティブダブルです。ソウルの中心明洞にありながら、それほど騒がしくないエリアで、快適な滞在でした。
部屋のタイプは、ツイン・ダブル・コーナースイートとあり、それぞれスタンダード・プレミア・エグゼクティブフロアに設定があります。部屋の広さやレイアウトは同じですが、アメニティやラウンジの利用可否が変わってきます。
ソウル駅からホテルへの無料送迎バスが一時間に1本程度あり、往復の移動のときだけでなく、ロッテマーケットやアウトレットへ行くのも便利です。何といっても便利な立地が一番のポイントですので、一日の途中でホテルへ戻ってくる可能性が高い方におススメです。部屋はあまり広くはありませんので、ゆっくりくつろぐ、という雰囲気ではありません。また、エレベーターはルームキーをかざさなければ指定の階へ止まりませんので、女性にもおすすめです。
歴史のある古いホテルですが、2016年にリノベーションをしていますので、パブリックスペースでは、優雅な雰囲気も楽しめます。
次回のソウル旅行で泊まってみたい憧れの高級ホテル『ウェスティン チョースン』
ソウルはやはり立地が全て。グレードよりも立地を優先する方が、実際に現地へ行くと滞在を楽しめるのではないでしょうか。
その中で、次回泊まってみたいと思うのが「ウェスティン チョースン」です。
明洞や市庁へも便利であるにも関わらず、敷地内には圜丘壇が残り、静かで落ち着いた環境とのことです。また、韓国式ではなく国際的に受け入れられるスタッフのサービスも評価が高い様子で憧れるホテルです。特にエグゼクティブフロアの宿泊客が利用できるクラブラウンジは、かなりの満足度の高さとのこと。今回利用したホテルのクラブラウンジがいまいちでしたので、泊まる際には是非利用したいと思います。
まとめ〜ソウルを旅行する予定のあなたに伝えたいこと〜
一時の韓流ブームを過ぎて、反日行動のニュースを見聞きしていたため、出発前は、嫌な気分になるような出来事が起こらないかどうか、少し不安でした。
実際に現地へ行ってみると、商売上とはいえ、どの方も礼儀正しく接してくれました。レストランで食べ方が分からない様子を見ると優しく教えてくれたり、駅で地図を見ていると声をかけてくれたり、といった具合です。当たり前のことですが、こちらも敬意をもって接すれば、あまり心配するようなことも無いように思います。
ハングルの読み方は決まりに則って発音するだけですので、何となくでも読めるようにしておく方がいいのではないでしょうか。次回は、簡単な会話やレストランでオーダー程度はできるように、ハングルを勉強していきたいと思います。