2015年秋に幼児の子どもを連れ家族3人でバリ島へ行ってきました。神々の棲む島と言われるバリ島らしい文化を感じつつ、子どもとものんびり過ごせる旅行にしたいと考えていました。
7泊8日と長めにバリ島に滞在しましたので、前半の3泊をバリ文化の街と言われるウブドに、次の2泊を昔からのリゾート地であるサヌールに、次の2泊をヌサドゥアに滞在しました。のんびりしたいと言いつつも、いろいろと移動して滞在してみました。
オプショナルツアーも利用しつつ、観光やショッピングだけではなく、基本は子どもが楽しめるよう、無理することのない日程で、ホテルでのんびりする時間を多くとりました。
子連れでのバリ島旅行の楽しみ方をお伝えしたいと思います。大人だけで行く旅行とは行動パターンや楽しみ方が異なりますので、家族で楽しく疲れずに過ごせる楽しみ方をお伝えします。
目次
おすすめ宿泊エリア①:ウブド
一つ目はウブドです。バリ島らしさ、バリ島の文化を肌で感じたい方にお勧めの街です。また素敵な雑貨のお店、カフェ、レストランもたくさんありますので、のんびり街中を歩きながら、という楽しみ方もできます。どちらかと言いますと、大人が楽しむ街かもしれません。
ウブドでのホテルの選び方ですが、気軽に街を歩き、ウブドを堪能したいという方には、少し郊外にある高級ホテルよりも、中心にあるアクセスの良いホテルを選ぶことをお勧めします。
少し奥に入りますと、街の中心までホテルのシャトルバスを利用することになります。子連れですとその時間を気にすることもストレスになってしまうこともあります。郊外の高級ホテルが良い!という強い意志がないのでしたら、街中のホテル滞在をお勧めします。
私は、ウブド中心のモンキー・フォレスト通り沿いにあるホテル「Komaneka at Rasa Sayang Ubud」に滞在しましたが、どこへ出かけるのにもアクセスが良く、とてもお勧めです。
『ウブド』が宿泊エリアとしておすすめな理由
子連れでもビーチだけでなくバリ島らしさ感じたいと、と大人の楽しみを持ちたい方もいらっしゃると思います。ウブドはそのような気持ちを満たしてくれる街です。
ウブドでは、ウブド王宮やその他の場所で、毎日、バリ舞踊が披露されています。夜の19時から1時間~1時間半の披露ですので、子どもには遅い時間ですが、幼児連れの場合、後ろの方の席に座り、途中で退席させていただく、という事も可能です。できれば途中退席はしたくありませんが、無理してまで最後まで観ることはありません。中心にホテルをとっていれば、歩いて10~15分程でホテルへ戻ることができます。
素敵な雑貨屋さんやカフェ、レストランもたくさんありますので、ショッピングを楽しみながら暑くなったらカフェで一休み、ということも気楽にできます。
ホテルの外で過ごすことに疲れた場合は、ホテルに戻ってプールで一休み、ということが手軽にできるところも良いです。パパと子どもはプールで遊び、その間にママはエステやスパへ、ということも気軽にできます。
ウブド郊外へのウォーキングなどのプランもあります。郊外の田園風景の自然の中をお散歩するプランです。自然の中をゆったりできます。
また、ウブドでは、ラフティングも有名で、子どもが幼稚園の年中~小学生以上でしたら、家族でアユン川のラフティングなどを楽しむこともお勧めです。たくさんのオプショナルツアーが開催されています。
ウブドを宿泊地として選ぶ際の注意点③つ
ただし、3つほど注意点があります。
- 1つ目は、ベビーカーでの移動です。ウブドの道路は、ベビーカーでスイスイと歩けるような道や歩道ではありません。ベビーカーでの移動はかえって疲れることになるかもしれませんので、注意が必要です。
- 2つ目は、7月、8月は割と涼しく、ウブドでのプール遊びは寒く感じるかもしれません。
- 3つ目は、外のレストランなどには、日本のようにベビー用のオムツを替える台などはありません。基本的にホテルで交換することをお勧めします。
おすすめ宿泊エリア②:サヌール
二つ目はサヌールです。サヌールは「バリ島で一番最初に開発されたビーチ」なのですが、最近はスミニャックなど新しく開発された地域が人気のため、落ち着いたリゾート地となっています。ホテルでのんびり過ごす、もしくはオプショナルツアーに出かける、そして時々、ホテル周辺のレストランや雑貨屋さん、スーパーへ買い物へ行く、というスタイルが主流です。
このような楽しみ方をするためには、やはりサヌールの中心部にあるホテルに滞在するのがお勧めです。
私たちは「Griya Santrian」に宿泊しました。新しいホテルではありませんが、サヌールの中心に位置していることで、滞在中の選択肢が増えますのでお勧めです。また、プライベートビーチもありますので、ビーチを楽しむこともできます。プールも大き目なことと、子ども用の浅いプールもあります。
『サヌール』が宿泊エリアとしておすすめな理由
東側のビーチにあるリゾート地ですので、朝日が昇ってくるのを見ることができます。ホテルとビーチの間には、南北に遊歩道があり、ホテルを超えてお散歩することもできます。サイクリングやジョギングを楽しんでいる家族も多くいます。ホテルのプールでのんびりと過ごすことに飽きたら、ホテルからでてショッピングやカフェなどへ行くことも気軽にできます。とにかく滞在中の過ごし方の選択肢が多いことがお勧めの理由です。
プールで楽しく遊び、お昼は外のカフェで食事をしてから、ホテルで一休み、そしてまたプールで遊んだり、ビーチで貝殻を拾ったり、と子どもにとってはパラダイスです。
ホテル周辺のレストランでは毎晩のようにバンドの生演奏が行われており、シーフードBBQのお店などからはとても良い香りが漂ってきます。オープンテラスで気楽に入れるレストランが多いので、子連れでも安心して入ることができます。
観光やショッピングに忙しくしている、というよりも、自由にのんびり過ごしている方が多く、長期滞在している方が多いように感じました。騒がしくなくとても落ち着いたリゾート地ですので、静かに自由に過ごしたい方にはとてもお勧めの街です。
おすすめ宿泊エリア③:ヌサドゥア
三つ目はヌサドゥアです。ヌサドゥアは大きくリゾート開発されたエリアで、このエリアに入るためにはゲートを通過しなければなりません。高級なホテルしかありませんし、安心して過ごせるエリアです。中でも新しい「ムリア・リゾート」はお勧めです。ヴィラやホテルタイプなどいろいろなお部屋がそろっています。もしくは、バリコレクションの横にある「グランドハイアットバリ」がお勧めです。
『ヌサドゥア』が宿泊エリアとしておすすめな理由
ヌサドゥアでは街歩きという楽しみ方はできません。基本的にホテルでのんびりと滞在を楽しむところです。高級で大きなホテルばかりですので、プールも大きく、またその数も多くあり、飽きずにホテルで過ごすことができます。朝食ビュッフェもたくさんの種類があり、和洋中とそろっており、とても充実しています。
小さな子連れの場合、出かけるのが大変という方にはとてもお勧めです。ホテルのプログラムも充実しており、キッズルームがあるホテルもあります。
グランドハイアットの横に「バリコレクション」というショッピングおよびレストランエリアがあり、ホテルの食事に飽きた場合はこちらを訪れてみることをお勧めします。ヌサドゥアの各ホテルからはシャトルバスが出ていますので、気軽に訪れることができます。
グランドハイアットからはホテルの敷地内にある門から歩いて行くこともできます。ホテルのレストランよりもずっとリーズナブルで、バリらしい食事を楽しむことができます。
小さなお子様連れには、きれいなホテル、キッズプログラム、子ども用プールなどの施設が充実していることが好まれ、たくさんの種類の食事があることからも、このエリアはお勧めです。
私たちが実際に宿泊したホテルのご紹介
ウブド:Komaneka at Rasa Sayang Ubud
ウブドでは「Komaneka at Rasa Sayang Ubud」に宿泊しました。普通のホテルタイプですが、新しいホテルですので、お部屋はとてもきれいで清潔です。
このホテルを選んだ一番の理由はアクセスの良さです。ウブド中心のモンキー・フォレスト通り沿いにあるので、ウブドの街を散策するのにシャトルバスなどに乗らなくて済むのはとても便利だからです。
ホテルには眺めのよいプールもあります。朝の食事はビュッフェではなくメニューから好きなものを選ぶようになっており、とても美味しい食事を頂くことができます。
サヌール:Griya Santrian
サヌールでは、「Griya Santrian」に宿泊しました。こちらもサヌールの中心地にあり、どこへ行くのにもアクセスが良い、ということが選んだ理由でした。
またプライベートビーチがあり、子ども用のプールがあることも選んだ理由です。
朝食はビュッフェですが、和食はなく、基本的にインドネシア料理が中心です。ホテルは新しいわけではありませんが、清掃もしっかりされておりますし、不便はありませんでした。ホテル周辺にはレストランもたくさんありますので、昼食、夕食は外で楽しみました。
ヌサドゥア:Mulia Resort
ヌサドゥアでは「Mulia Resort」に宿泊しました。プールもたくさんあり、子ども用プールもあります。キッズルームもあり、プール以外も楽しめるようになっています。朝食のビュッフェはとても充実しており、和洋中とそろっています。とてもきれいで広々としており、ゆっくりと滞在できるホテルです。
今回滞在したすべてのホテルのバスルームにハンドシャワーが付いています。ハンドシャワーはホテル選びで重要な要素となっており、これがあることも選んだ理由となりました。
まとめ〜バリ島を旅するあなたへ〜
バリ島はバリヒンズー教の神々が棲む、独特の雰囲気をもったところです。のんびりとリゾート滞在を楽しむこともできれば、観光をすることもできます。
小さな子連れで観光が厳しい場合は、ホテルでのんびりと過ごし、ママはエステでゆったりと気分転換、ということもおすすめです。バリ島寺院の観光もおすすめですし、ホテルでのんびり過ごすのも子どもとの楽しい思い出になります。それぞれのスタイルに合った旅行で楽しい思い出が作れるといいですね。