アルプスの大自然と美しい湖に囲まれたスイス。スイスの西寄り、レマン湖の畔にある都市ローザンヌに5年間滞在しています。治安も抜群に良く、非常に住みやすい街で旅行者も多いです。
美しいレマン湖に癒されるも良し、世界遺産のラヴォー畑で外国ではなかなか味わえないスイスワインのテイスティングをするもよし、歴史のある旧市街を散歩して大聖堂の頂上からローザンヌとレマン湖の風景を見下ろすと本当に美しく、旅行者をたちまち癒してくれます。
ローザンヌは治安のよい都市ですが、それでも海外で初めての都市は実際の雰囲気も想像し難く、一体どこに宿を取ったら良いか迷うのではないでしょうか。この記事では実際にローザンヌに住んでいる経験から、オススメの宿泊エリアをお伝えします。
目次
おすすめ宿泊エリア①:ローザンヌ駅前エリア
まず旅行者におすすめするのは、ローザンヌ駅前エリア。駅周辺には比較的リーズナブルなホテルが多く点在していますし、メトロ2番線が通っているので、旧市街・ショッピングエリアのローザンヌフロン、リポンヌにも簡単にアクセス出来ます。
なぜ『ローザンヌ駅前エリア』が宿泊エリアとしておすすめなの?
ローザンヌ駅を出ると、北側は急な上り坂、南側は下り坂になっています。上り坂をスーツケース持って上がるのは大変ですから、上り坂を上がらずに済む駅前のホテルか、南側のホテルにしましょう。
駅の北側の方がレストランが多く、メトロの乗り場もあるので便利ですが、南側には老舗の人気チョコレート店「DURIG(デュリーグ)」や、庶民のスーパー「MIGROS(ミグロ)」もあり、買い物をすることもできます。
駅周辺に宿泊する強みは、メトロもバスも電車も全て使えるためアクセスがとにかく良い事と、周辺にリーズナブルなレストランが多い事。スイスは物価が高く、レストランも旅行中毎日となるとそれなりの出費となります。駅前にはリーズナブルなイタリアンレストランやファストフード店、中華料理店もあり、チーズフォンデュやラクレットなどの郷土料理にももう飽きてきた!と言う時にもかなり使えます。
そして駅中に入っている「Coop pronto(コーププロント)」。スイスのお店は全て閉まるのが速く、買い物する時間がなくなってしまうこともしばしば。コーププロントなら夜0時まで空いていて、食料品や日用品を買うことが出来ます。
おすすめ宿泊エリア②:Ouchy(ウシー)
レマン湖の湖畔、Ouchy(ウシー)。ローザンヌ駅からメトロ2番線で南に向かって4駅。ウシーにはオリンピック博物館があり、スポーツ好きは必見。レマン湖の畔で湖にも癒され、かつ観光にも便利なエリアです。
なぜ『Ouchy(ウシー)』が宿泊エリアとしておすすめなの?
ウシーは湖の湖畔沿いエリアで、散歩をするととても気持ちのいい地区です。メトロの2番線が通っていて、ローザンヌ駅や中心地(ローザンヌフロン、リポンヌ)にアクセスしやすいのも魅力的。
ウシーの港からはフランス側のエヴィアンに行く船や、ローザンヌの東側の観光名所「シヨン城」やモントルーへ行ける船も出ていて、クルーズをしたい人にも便利な土地です。
ホテルは、予算が許すなら「Château d'Ouchy(ウシー城ホテル)」を利用してみてはいかがでしょうか。元々お城だった建物をホテルに改装しており、外観も素晴らしいですが、内装もかなりロマンチック。新婚旅行にもおすすめしたいホテルです。
レストランも数多いですが、「Mövenpick Hotel Lausanne」は地上階にあるレストランはスイス名物「牛肉のタルタル」がとても美味しくてオススメ。オリンピック博物館内のレストランは比較的リーズナブルで、湖の景色も堪能できるので、湖を見ながら食事したいと言う方にぴったりです。博物館入り口も少し高いところにあり、湖が見渡せて美しいですよ。
おすすめ宿泊エリア③:『Lutry(リュトリー)』or 『Vevey(ヴェヴェイ)』
湖や大自然に囲まれてゆっくりしたい!という人は、ローザンヌから少し離れた湖畔沿いの小さな街に泊まるのがオススメ。ローザンヌにもある程度近いところが良い人は電車で5分の「Lutry(リュトリー)」、もう少し離れても良いと言う人はローザンヌから電車で20分ほどの「Vevey(ヴェヴェイ)」がオススメです。
なぜ『Lutry(リュトリー)』or 『Vevey(ヴェヴェイ)』が宿泊エリアとしておすすめなの?
『Lutry(リュトリー)』の魅力とは?
ローザンヌ郊外・リュトリーはとにかく湖の景色が美しいです。ローザンヌ市内のウシーでも十分に美しいですが、世界遺産のラヴォーのワイン畑が一望できますし、それに湖の透明度が違います。夏はここで湖水浴をする人も多く、地元の人の間での人気スポットなのです。
旧市街の街並みも可愛らしく、ローザンヌ市内に宿泊する人も訪れる価値がある街。パティスリー「Vincent(ヴァンソン)」はケーキのデザインが非常に可愛らしく、甘さも控えめで日本人好み。サンドイッチやキッシュなど軽食系も美味しいです。店内の内装もおしゃれで、思わず写真を撮りたくなります。
電車で5分、バスでも市内から15~20分程度なので、ローザンヌ市内へのアクセスも便利です。
『Vevey(ヴェヴェイ)』の魅力とは?
ヴェヴェイは電車で20分と少し離れていますが、チャップリンが晩年を過ごした美しい町です。ネスレが運営する「食の博物館」も一見の価値あり。
ヴェヴェイからローカル線を利用して北上すれば、大自然が楽しめるハイキングコースや、ワイン畑にもすぐアクセス出来ます。ローザンヌ付近で長めに滞在し、大自然にどっぷり漬かりたい方にはオススメです。
実際に宿泊したおすすめホテルを教えて下さい!
初めてローザンヌへ訪れた際、ローザンヌ駅前の「Hotel Victoria(ホテル ヴィクトリア)」に宿泊しました。ローザンヌ駅を北側に出て、横断歩道を渡って右手にすぐあるのですぐに分かります。
ローザンヌ市内のメトロ・バス乗り放題チケットがもらえて、非常に便利でした。このチケットは、ローザンヌ市内のホテルだと大抵もらえることが多いです。1日目にお水をもらえるのもありがたいサービスでした。
水回りは清潔で、Wi-Fiも使えてとても快適でした。ホテルの入り口に階段が数段あるので一瞬スーツケースをあげるのが大変ですが、中はバリアフリーでした。
メトロも駅も近く、中心地のサンフランソワまでも徒歩圏内。立地と清潔度は文句なく、後に来た友人にもおすすめしました。
まとめ〜ローザンヌを旅するあなたへ〜
ローザンヌは小さな街ですが、見どころが多く自然の美しい街です。スイスは治安も良いので、夜女性は多少気を付けた方が良いですが、安心して観光のできる街。この記事を参考にして、快適なローザンヌ観光を楽しんでください。